2017年7月30日日曜日

音駒(高校解説)

凡例

原作再現ポイント

豊富な回収能力でいつまでもボールを繋ぎ続ける


潜在能力パラメータ

音駒はミッドレンジ耐久タイプ.ガッツを使用するカードが多い.
 
アタック★★★☆☆:
点数が高いアタックを出すカードもあるが使えるまでの時間がかかる.

レシーブ★★★★☆:
レシーブの安定感は随一.レシーブを上げるカードを回収すれば点数もある程度高くできる.

ブロック★★★★☆:
ブロック用のカードが多い.「傘」以外は守り寄り.

耐久  ★★★★★:
回収能力最強.手札が2枚増えるカードが豊富.

特質系 ★★★★☆:
アタックキャラを出し直す効果の制限が少なく便利.

得意な所

 音駒はガッツからカードを回収した耐久戦術が得意.3ガッツ貯まっていればコストパフォーマンスの良いアタックもできる.

苦手な相手

  回収効果は白鳥沢のカードや山口, 青城で邪魔できるので注意. それらのカードが無い場合でも6点(できれば7点以上)でアタックすれば受けにカードを使わせることができる.

封入パック

スターターは2・5弾
ブースターは2・3・4・5・6・7・9・10・11弾
入っているカードの種類は2・5・6弾が多いが
7・9弾の頂レアの枠がかなり強い.


キャラ別解説



条善寺(高校解説)

凡例

原作再現ポイント

不確定だが運と場合によっては強いアタックが出る意外性


潜在能力パラメータ

 条善寺はアグロ(早い段階で決着をつける)寄りの攻撃タイプ.耐久力は無いが瞬間的なアタックとレシーブは強い.動きは多少トリッキー.

アタック★★★★★:
デッキの一番上のカードで能力がアップする.運の要素もあるが序盤から6~7点以上のアタックが飛び出してくる.

レシーブ★★★★☆:
レシーブを上げるアクションが使いやすく場合によっては再利用できる, 母畑と併用できれば10点以上も出せる所も魅力的.

ブロック★☆☆☆☆:
条善寺のキャラカードは全てブロック0である.

耐久  ★★☆☆☆:
手札を増やすカードは無い.プラマイゼロだがドロップ回収はあるのでプレイ自体は崩れにくい.

特質系 ★★★★☆:
ドロップのカードをデッキに戻す効果は他に無い.アクション再利用やデッキ破壊対策など面白い作用がある.

得意な所

 条善寺は自分のデッキを上からドロップに送り,その中にアクションがあると能力がアップする. 不確定な部分もあるがアクションカード自体がその効果でデッキの一番上に戻るので確実に能力をアップさせることもできる. 手札を余分に消費せずに強いアタックが出るので相手は気が抜けない.

苦手な相手

  高い攻撃力が出るかは手札かデッキトップにアクションがあるかにかかっている上, デッキを削る都合上どうしても事故が起こる可能性を避けられない.
 耐久要素はほぼないのでレシーブと耐久力を兼ね備えたデッキには弱い.

封入パック

 7・9・11弾に封入されている. 主要なパーツは7弾だがそれ以外の弾にも便利なカードが多い.

キャラ別解説

角川(高校解説)

凡例

原作再現ポイント

アタック力のある百沢と彼をアシストする各メンバー


潜在能力パラメータ

角川はややミッドレンジ寄りの攻撃タイプ.カードの種類は少ないがどの百沢を主軸に置くかで戦い方が変わってくる.
アタック★★★★★:
充実したサポートカード, 重いが高火力な百沢.開始から終盤まで相応の火力が出せる.

レシーブ★★★☆☆:
小回りの利くアクションカードがある.対して手札から捨てるタイプの浅虫は1ターン一回制限なので強いアタックは受けにくい.

ブロック★★★☆☆:
構築の都合上ブロックが4ある百沢が入る.

耐久  ★★☆☆☆:
ガッツ回収の小牧がいるがそれだけでは少し心細い, 角川のカード以外の補助が必要.

特質系 ★★☆☆☆:
基本的な動きは普通そのものだが百沢のガッツ参照は百沢だけなので注意.

得意な所

 角川は百沢のサポートを主体とした攻撃的な戦術が得意. 序盤なら手札一枚消費x2で6点.中盤以降もガッツに対する点数の伸びが良い.とことん百沢のガッツをためるのか,ある程度溜まったら小牧でガッツを使いまわすのかカードの種類に対して戦略は多い.

苦手な相手

  白鳥沢のカードによってガッツを破壊されると中盤以降の強みがなくなる.他の高校よりレシーブ高くするのが難しい所にも気を付けたい.

封入パック

7・9・11弾に封入されている. 主要なパーツは7弾だがそれ以外の弾にも便利なカードが多い.

キャラ別解説


伊達工(高校解説)

凡例

原作再現ポイント

驚異的なブロック, 特に三人そろった時の威力が絶大


潜在能力パラメータ

伊達工は耐久タイプだが,"三枚壁"ブロックが成立した時の攻撃効果も強力.ブロックを主軸としたカードプールはバボカの中でもかなり異質. 

アタック★★☆☆☆:
打点で勝負することは難しい.

レシーブ★★★☆☆:
アクションが使いやすく,困ったときは女川で7点くらいまでは止められる.

ブロック★★★★★:
リベロ以外のほぼすべてのカードが3点以上.ブロック時効果も回収・能力増強・攻撃すべてのパターンがそろっている.

耐久  ★★★★☆:
ブロック時はもちろん,条件が整えばレシーブ時にも手札が減らない.

特質系 ★★★☆☆:
ガッツの代わりにドロップの数が条件になっているカードが多い.

得意な所

 伊達工はブロックを主体にして戦う.他の高校と比べてブロック時のハンドアドバンテージが稼ぎやすく,攻撃的な効果も出しやすい.また,ほかのブロックデッキと比べてブロック禁止攻撃を連発されてもレシーブでしのぎやすい.

苦手な相手

  伊達工はブロック禁止で高いアタックポイントのアタックをしてくる相手が苦手.また,伊達工自体も耐久力はあるが音駒クラスの耐久力相手ではハンドアドバンテージを巻き返せないので気を付けよう.

封入パック

ブースターは2・3・4・5・7・8・9・10・11弾に封入されている.
特に3・8・9弾にパーツが揃っている.

キャラ別解説

梟谷(高校解説)

凡例

原作再現ポイント

木兎を上手くマネージメントできたら強い


潜在能力パラメータ


梟谷はややアグロ(序盤で決着をつける)向きの攻撃タイプ.エースの木兎と各メンバーのコンボデッキ的側面が強い.

アタック★★★★★:
軽い条件があるが最序盤から終盤まで常に高い攻撃力が出る. 

レシーブ★★★☆☆:
レシーブを上げる手段は少し使いにくい. 

ブロック★★☆☆☆:
ブロック用のカードは少ない.

耐久  ★★★☆☆:
条件さえ満たせればドローソースは豊富.

特質系 ★★★★☆:
相手のアクションカードをドロップエリアに置く効果は梟谷だけ.

得意な所

 
 梟谷デッキはかなり攻撃寄りの戦い方になる.中盤からのアタックのコストパフォーマンスも良いが,対戦開始直後から強いアタックを出せる所はかなり魅力的.条件が整えば強いアタックを出しながらも手札の減りは少ない…という状況になるのでかなり有利に戦える.

苦手な相手

  
 梟谷のカードで点数が高いアタックを受けるのは難しい. 相手が攻める準備が整うまでに勝負を決めたい. また,相手のアクションエリアの枚数をうまく減らせない場合もたびたびあるので安定して勝つためには慣れが必要。

封入パック

スターター5弾
ブースターは6・7・8・9・11弾に封入されている
主要なパーツは6・9弾に多いが,アグロに割り切るなら9弾のカードだけで事足りる.

キャラ別解説

和久南(高校解説)

凡例

原作再現ポイント

強い耐久能力と威力ではなく技巧で攻める中島.


潜在能力パラメータ

和久南は軽めでコストパフォーマンスの良い耐久要員と攻撃力の高いアクションカードを兼ね備えたバランスタイプ.

アタック★★★★☆:
キャラの攻撃面は平凡だが,アクションカードの効果が強くアクションサーチも可能.

レシーブ★★★☆☆:
レシーブを+2しながら手札を補充する手段が少し使いにくい.

ブロック★★☆☆☆:
レシーブ+2要員の鳴子が3で,それ以外のキャラは2以下.  相手が崩れた時にしかブロック成功しないだろう.

耐久  ★★★★★:
各ステップに小回りのきいたドロー/回収キャラがいる.アタック4の打ち合いならほぼ有利.

特質系 ★★★☆☆:
突飛な効果は少なく堅実.

得意な所

 和久南は耐久力とアタック時のカードの効果が強い. アクションカードでカードに書かれている数値が4のレシーブ・ブロックを出せない効果の攻撃力が高く. 川渡や3ガッツ溜まった中島ならブロックに制限がつけられるのでブロックデッキにもある程度戦えられる

苦手な相手

  和久南は強いアタックが来ると手札が減りやすいので数値が高めのアタックを出してくる相手が苦手. また,アクションカードの「書かれている数値が4以上のカードを出せない」効果はブロックデッキ相手に効果が薄い場合が多く,中島の「相手はブロックキャラのブロックポイントの合計が9以上でブロック成功になる」効果と併用する必要があるが伊達工と月島デッキはその条件すら突破する場合が多い.

封入パック

ブースター8・9・11弾に封入. 主要なパーツは8弾に.



白鳥沢(高校解説)

凡例

原作再現ポイント

圧倒的パワーでデッキやガッツを削り取り,相手を戦術ごとへし折る. 


潜在能力パラメータ

ミッドレンジ寄りの攻撃タイプ.ガッツ破壊(別カードゲーム的にはランデス・マナ破壊的な要素)やデッキ破壊の効果も多く,それらが機能すると追加で能力がアップするカードもある.

アタック★★★★★:
牛島は中盤から打点が爆発的に伸びる上, アクションカードで追加される効果も強い.五色はデッキ破壊向きだが攻撃力もある.

レシーブ★★★★☆:
レシーブを+2するカードは十分ある.烏野の西谷や沢村と比べると少し使いにくい.

ブロック★★★★☆:
天童の能力は攻撃的だがアクが強い. 川西の効果も小回りが利く.

耐久  ★★★☆☆:
最低限の回収手段はある.特化させるとすればブロックデッキ寄りになる.

特質系 ★★★★★:
相手のガッツやデッキを削る効果が個性的.相手にやりたいことをやらせない干渉力は随一.

得意な所

 白鳥沢は高い攻撃力とデッキ・ガッツ破壊能力で相手を封殺するスタイル.耐久方面は抑えてあるが白鳥沢デッキは相手に耐久させない所に特化しているので目立った弱点とも言えない.

苦手な相手

  白鳥沢の干渉効果はガッツを使わない戦術, 序盤で勝負を決める戦術には効果が薄い.特に伊達工はドロップエリアのカードを増やす効果が裏目に働くので不利. 条善寺はドロップのカードをデッキに戻せるので, デッキを破壊するコンセプトの場合は別の勝ち筋も考えておこう.

封入パック

ブースター4・6・7・9・10・11弾に入っている.
10・11弾に主要なパーツが入っている.


キャラ別解説
五色 工
白布 賢二郎
川西 太一
山形 隼人

青城(高校解説)

凡例

原作再現ポイント

及川の効果でクセが強い青城キャラの効果を100%使いこなす


潜在能力パラメータ


主に手札に関する妨害をしつつロック効果(特定カード出せない)のあるアタックを打つ攻撃タイプ.
優秀なドローソースも揃っている.

アタック★★★★☆:
キャラ制限等の効果は強いが相手によって相性のムラがある.

レシーブ★★★☆☆:
レシーブアシストのカードは十分あるが、どれもクセがある.

ブロック★★★☆☆:
過去弾にブロックデッキ用のカードはあったが現在の環境と比較すると力不足.

耐久  ★★★★☆:
少しクセがあるがレシーブ・トス・アタック各エリアでカードを引くことも可能.特に手札が少なくなってからの粘りが強力.

特質系 ★★★★☆:
サービスエースを狙える及川. 相手の手札を減らす効果も独特.

得意な所

 青城はカードを引く効果, 相手の手札を減らす効果, 相手のレシーブキャラを制限する効果のシナジーで手札のアドバンテージを取る戦法が得意.相手の手札を増やす効果を無効にすることもできるのでそういう方向の耐久戦術にも有利.

苦手な相手

  追加効果の分アタックの点数は据え置きなのでブロックに止められやすい.また,妨害が効かない相手, 例えば手札の増強に消極的だったりリベロにあまり頼らない相手には苦戦する.

封入パック

スターター2弾と4弾
ブースターは全ての弾に入っているが,1・3・8・9弾が比較的種類が多い.

キャラ解説リンク
及川徹
松川一静
花巻貴大
岩泉一
矢巾秀
渡親治
金田一勇太郎
国見英
京谷賢太郎

烏野(高校解説)

凡例

原作再現ポイント

多様な能力で何をしてくるか読めない変幻自在さ


潜在能力パラメータ

様々な方向で一芸に秀でたカードが勢揃い.バランスタイプ(攻撃寄り).
特化させたら大抵の戦術ができるが耐久よりは点数の高いアタックやレシーブを出すのが向いている.
アタック★★★★★:
アタックの点を上げる効果のコスパも良く重いものから軽いものまで種類豊富.ブロック不可効果も付けやすい.

レシーブ★★★★★:
レシーブの点数を上げる効果が多い.西谷はさらに頭1~2つ抜けている.

ブロック★★★★★:
月島周りに攻撃力が高い効果が揃っている

耐久  ★★★★☆:
ドローや回収のアクションも多い, 種類は烏野にしては少ないが耐久効果のあるキャラも十分枚数ある.

特質系 ★★★☆☆:
標準的な範囲に収まっている.例外はピンサー山口.

得意な所

 烏野は早期決着, 後半必殺, 耐久, ブロック特化 オーソドックスな戦術のデッキは大抵組める.重複するパーツも多いため浅く広く楽しみたい人にお勧め.構築難易度とプレイレベルは高いが強いカードをバランスよく入れたデッキは対応力も高くとても強い.

苦手な相手

 主軸にするカードで得意不得意が大きく分かれるが回収する効果はガッツの制約が重い場合が多い. 対してアタックを受ける力が強いので強打でセットをとるよりも防御重視にしつつハンドアドバンテージで勝つことを意識しよう.

封入パック

スターター1弾と3弾
ブースターは全ての弾に封入されている.

キャラ別解説


高校解説の凡例

ここは高校ごとの能力解説ページの説明をしているページです.
バボカは原作再現度が高い良ゲーですが,
・実際にプレイしてみないと原作再現ポイントが伝わらない
・ルールが個性的すぎて他TCGの知識貯金が使いにくい
という問題点があるのでそれらのとっつきにさを解消できるように高校別に説明をしてある.

以下それぞれの高校の解説

烏野 青城 音駒 伊達工 梟谷 白鳥沢 角川 条善寺 和久南

===以下それぞれの項目の凡例===

原作再現ポイント

原作をどのように再現しているか

能力パラメータ

 バボカのカードの要素を5つに分けてそれぞれの面でどれだけ優秀なカードがあるかを五段階評価.ニュアンス的には楽しめる度の方が近いかもしれない.
それをもとにデッキの傾向を[攻撃/バランス/耐久]で分類.偏りがある場合は仕掛けのはやさ[アグロ(早い)/ミッドレンジ(中盤以降)]についても触れる.

アタック★★★☆☆:アタックした時の攻撃の受けにくさ
レシーブ★★★☆☆:レシーブした時の成功しやすさ
ブロック★★★☆☆:ブロックの強さ.追加効果の便利さ.
耐久  ★★★☆☆:ドローや回収などの手札を増やす能力の便利さ
特質系 ★★★☆☆:その他ユニーク能力

得意な所

具体的にどんな特徴があるか.できればどんなデッキが組めるかまで踏み込みたい.

苦手な相手

どんなデッキが苦手か.対戦した時にどう動けば心強いか.

封入パック

主にどのパックにカードが入っているか.

=====

補足

バボカは1デッキに入れる高校の種類の制約はないが,ややこしさの軽減のためにその高校関係のカードのみでデッキを組んだ場合の評価をしてある.
実際にはどの高校にも使えるアクションカードがあったり,複数の高校を混合して弱点を補ったりできる.

2017年7月26日水曜日

8月プロモ岩泉解説


 8月のショップ大会(およびじゃんけん大会)の優勝賞品の岩泉の詳細が発表された.
多少タイミングに左右されるがこれまでの岩泉と比べてトップクラスの性能を持つのでぜひ入手しておきたい.

青城デッキの特徴

青城デッキはデッキからカードを引く効果の他, 相手の手札を減らしたり出すカードを制限させたりする等の追加効果で相手のペースを乱すことが得意である.
 また,及川のサーブポイントを上げるカードが多く実際のバレーで言うサービスエース的な攻め方も可能.
 しかし, こちらの追加効果が有効かどうかは相手のデッキタイプに強く依存し, 手札と山札の消費が激しいので長期戦に弱い欠点がある.

プロモ岩泉能力説明

ガッツを払ったら相手に手札を引き直させる能力.これまでの岩泉の追加効果(カードを引けなくさせたり,出すカードを制限させたり)は相手のデッキや手札の状況によって有効かどうか左右されるが, 今回の効果は相手の手札すべてをランダムに変えてしまうのでほぼすべてのタイプのデッキに有効となる.
 相手の手札がどんなに少なくても手札が4枚になるので,他の手札を減らす効果と相性が悪い点と相手の手札が3枚以下の時に逆に手札が増えることには気を付けよう.


デッキ構築例

例によって初心者向けなのでSバボ頂バボは入れない構成.


 スターターのカードをベースとした青城三年生デッキ.
 岩泉と及川がかなり多めになっているがその分カードをドローする効果で手札を調整できるようにしてある. 相手の手札を見る及川デッキから好きな三年生を引く岩泉の効果で有利な手札を作ろう.3ガッツ貯まってからはリベロ禁止手札リセットのどちらかで決められたら理想的.
 また,8弾の頂バボの及川との相性がかなり良いので持っていたら是非デッキに入れよう.

2017年7月15日土曜日

オールキャラプロモパック1解説

7月の参加賞のプロモは(これまでの傾向を考慮するとおそらく8月以降も)コンビカードだ.
今回はそれらについてざっくりと解説しておこうと思う.

0-1.そもそもコンビカードとは何か?

コンビカードはキャラとして出すときに自分でキャラ名を選択するカードである.
例えば日向&影山の場合は「日向翔陽」か「影山飛雄」のどちらかに指定する.
どのキャラ名が使えるかはカードのテキストを参考にしよう.
 カード名を選ぶ効果以外は他のカードと同じように考えて良いが,手札やガッツ,ドロップエリア等キャラとして扱われていないときは元の「○○&××」のような名前のカードになっていることに注意しよう.
 また,コンビカードの他に出すときに名前が変わる効果は勇者ヒナタ烏野高校排球部等がある.これらのカードも似たような注意点がある.

0-2.コンビカードの利点と欠点

矛盾しているかもしれないがコンビカードは初心者向けかつテクニカルなカードである.
 初心者向けの利点は手札事故防止である.手札に同じ名前のキャラが重複してラリーが続かない場合が多い時に2~3枚コンビカードと差し替えるとそのような事故の確率を減らすことができる.
 テクニカルな利点は1枚のカードで複数の所属を持っている所である.具体的な使い方は割愛するが青城所属の影山や音駒所属の月島等が実現できるのでなにかと面白いことができたりできなかったりする.
 欠点は先述の通りキャラ以外では元の名前のカードになるので名前を指定する効果,主にデッキやドロップから手札に加える効果等が使えない点. 他のカードにも言えるが実際にデッキを動かしてみて本当に使えるか確認しよう.




1.田中&西谷

運が良ければレシーブかアタックを+1できるカード.デッキの上を見たり, デッキの上にカードを置く効果のカードを使えば効果を確実に使うことができる.


2. 縁下&木下&成田

他のプロモと異なりコンビカード以外の能力が無いが, 普通の能力なしカード並の数値を持つので持てあますことは少ない.手札や, ドロップエリアのキャラの種類を増やしたいときに有用.

3.金田一&国見

相手の手札が少ないとアタック+1.これまでの同様効果と比べると条件が緩い.手札を直接減らすカードや初詣と組み合わせても面白い.

4.夜久&灰場

手札入れ替え効果.どのエリアに置いても発動する上,カードを引いてからドロップに置くので小回りが利く. デッキのリエーフ枠にも良さそう.

5. 作並&黄金川

ドロップのカードを増やしつつレシーブ5かブロック4になる. 伊達工はドロップのカードが増えると強くなるカードが多いが, レシーブ特化でもそのような効果が使いやすくなるのは便利.


まとめ

今回の参加賞はコンビカードという点も相まって小回りが利く効果になっている. すごく強いというわけでもないが調整用に2~3枚用意しておいて損は無いだろう.

2017年7月1日土曜日

7月プロモ黒尾解説

今月のショップ対戦の優勝・じゃんけん大会優勝賞品は黒尾鉄朗である.


音駒デッキの特徴

音駒デッキは他の高校よりカードを回収する効果が多く,相手の手札がつきるまで耐久する戦術が得意.また,研磨はガッツからカードを出す効果が使いやすくアタックキャラの効果を二回使っているような動きをすることができる.
 他校のキャラを入れてもコンビネーションが崩れにくいのでデッキ構築の自由度も高い.しかし,ガッツが無い状態で発動する効果が少なく序盤の動きが弱い, また強いアタックを出すカードのコストが大きい(これ)ため,状況判断が難しい.

プロモ黒尾の利点

音駒デッキは序盤の8点以上のアタックをされる場合,もしくは5~7点のアタックが連続して来る場合に弱い.プロモ黒尾は手札を2枚使って6点のブロックポイントが出るので比較的手札の消費が少ない.またガッツを増やす効果もあるので,ブロックをしつつもレシーブ・トス・アタックキャラの能力が使えるタイミングも遅れない利点がある.
 相手が4点のアタックしかしない場合は手札やガッツの溜まり方についてはレシーブした方が良いので状況によって判断しよう.正直,9弾の黒尾が強すぎる懸念もあるが序盤で押し切る相手のケアに一考の価値がある.


構築例


初心者向けにR以下のみのカードだけでの構築例.
 9弾の研磨とプロモ黒尾で早めに使いたい能力のエリアのガッツを増やそう.
音駒のデッキはカードが様々なエリアを移動するのでややこしいが,このデッキの場合は
回収先をアタックエリアドロップエリアに絞ってあるのでその二つの場所のカードに注意してプレイしてみよう.
 音駒のパーツは5,6弾に集中している.
 地域差もあるが5弾以前のカードはパック単位では手に入りにくいので通販なども検討せざるを得ないかもしれない.
 その場合は,これ繋4弾夜久2弾猛虎等も探しておけば回収により特化したデッキになるので試してみよう.

まとめ

プロモ黒尾は相手が序盤から6~8点を出してくる場合に役立つ一種のメタカードとして役立つ. ガッツ追加の自由度も高いのでカード回収がスムーズにできない場合に入れたら安定度が増す効果もある.

今月からは参加賞も新しくなったのでそれについても解説を入れる予定